子ども乗せ電動アシスト自転車をタイプ分け! 気になるのはどれ?

 藤井さんによると、子ども乗せ電動アシスト自転車は大きく3種類に分けられるそうだ。

●タイプ1.前乗せタイプ

 カゴがなく、ハンドル部分に前の座席が元々ついているタイプ。

 フロントフォークの真上に座席があるので、ハンドルが安定し、操作しやすい。子どもの年齢(4歳未満)や体重(15kg以下)で前に乗せられる期間は決まっているが、その期間内は一番安全。体重オーバーしてしまったら、後ろに座席をつけ、前の座席を外してカゴをつけるなどカスタマイズできる。藤井さんは特に低年齢の子どもにはこのタイプをお薦めしたいそうだ。

 デメリットとしては前にカゴがないので荷物の置き場がないこと。しかし後ろの座席にカゴを設置するなどカスタマイズも可能だ。

 『SAKULA』二子玉川店で人気なのがパナソニックの『GYUTTO mini DX(ギュット・ミニ・DX)』。試乗した感想は後編で。

重心が低く、安定した走りが期待できるタイプ1
重心が低く、安定した走りが期待できるタイプ1

●タイプ2.前に座席+カゴタイプ

 ハンドルの前に荷物カゴがあり、ハンドルの後ろに前の座席がついているタイプ。タイプ1の「荷物はどこに乗せるの?」問題を解決していることもあり「最近人気が出てきた」(藤井さん)。

 後ろの座席はタイプ1と同じだが、前の座席はタイプ1より高い位置にあるので、子どもを抱えて乗せるときにちょっと大変。

 また、走行時に子どもの頭が目の前まで来るので、背の低い人は視界が遮られないよう注意が必要。ちなみにブリヂストンによると3人乗り時の適正身長は157cmからとなっている。

 SAKULAで人気なのがブリヂストンの『bikke2(ビッケツー)』。SAKULAの売れ筋ではないものの機能的にお薦めなのがパナソニックの『GYUTTO ANNYS(ギュット・アニーズ)』。どちらも試乗させてもらったので後編のレポートを読んでほしい。

前カゴが便利で増えつつあるタイプ2
前カゴが便利で増えつつあるタイプ2