ビルトインタイプのメリットとデメリットは?

--製品的には、卓上タイプとビルトインタイプ、どちらが多いんですか。

 もともと卓上型は、新規参入の人を増やすという旗振り役として活躍していました。全盛期はほとんどのトップメーカーが参入していて、すごく売り場も大きかった。それが、たぶん15年以上前の話。その後、1メーカーずつ撤退が続き、今は東芝とパナソニックぐらいで、東芝ももうここ2年ぐらい新製品は出していません。そういうことを考えると、そろそろ役割が終わったんだという感があります。

 卓上タイプが下降線なのに対して、ビルトインタイプは確実に上昇線です。だから、今後はビルトインタイプというのが確かな動きであろうと思います。

--では、ビルトインタイプのメリットとデメリットについて教えてください。

 ビルトインタイプのメリットは、大物が入りやすいことと、音が静かなこと。それから、景観が全部一定になるので、キッチンがきれいになること。

 デメリットは、やっぱり本体価格と工事費が掛かるということ。卓上で使って、絶対欲しいと思っている人にはその出費は痛くないんですけれども、初めて入れる人って本当にそんなに使うかどうか分からないと思うと、ちょっと大きい出費かなと。メーカーに聞くと、賃貸のときに卓上タイプにしていた人が、新築のマンションで途中から新しく持ち家になったときにビルトインタイプを導入するというケースが多いようです。

--卓上タイプと比べると、容量はどのくらい違うんでしょう。鍋みたいなものも洗えるんですか。

 洗えます。卓上タイプで洗えると言われているものもありますが、実際やってみると、結構大変です。例えば、6人分40点入るタイプだと、鍋も洗えるコースもちゃんと用意してあります。かごが可変して、通常はこういうふうに入れるんだけど、このピンを倒すことで大物も入りますというようなやり方ですね。ピンを全部倒すと、グリルも入りますというんです。ただしその場合、グリルしか入らなくなっちゃうんです。他のものが洗えない。

 私は、卓上タイプは食器を洗う分には問題ないと思うんですけど、調理器具まで全部洗うとなると、やっぱりそれなりに大変じゃないかなと。物理的にスペースが小さいので。そうなると、やっぱりビルトインタイプです。容量が大きいから、鍋と食器が同時に洗えます。


ビルトインタイプなら、食器と一緒に鍋も洗える(画像提供:ミーレ・ジャパン株式会社)