子どもの入院にかかるお金は2つの方法でカバー 1.貯蓄で補う 2.保険で補う

 そこで子どもの入院による支出をどのようにカバーするかについては、大きく2通りの考え方があります。

 1つは、「貯蓄で賄う」という方法です。
 子どもが入院するかどうかわからないし、個室を希望しなければ大きな支出はないのだから、もしものときには貯蓄で備えるという考え方ですね。
 もう1つは、「医療保険で賄う」という方法です。
 経済的な不安は減らすための保険料を支払う代わりに、もしものときには給付金をもらって備えるという考え方です。医療保険で賄う場合には、共済や学資保険の医療特約などのような一定期間だけの保障にするのか、それとも、子どもが大人になっても保障してくれる終身の保障にするのか、という保険期間も考えて選ぶ必要があります。

 個別相談のときにもご相談者からよく「どれがいいんですか?」と質問されますが、いつ、どんなことで入院するかは誰にもわかりません。