【ある読者のお悩み】

 わが家の子どもはよく入院をします。実は先日も4回目の入院がありました。
子どもが入院したときには、1日あたり5000円の給付金がもらえる保険に入っているので、家計的には助かります。個室を借りるとだいたい1日5000~6000円かかるので、1カ月ずっと個室に入院したときはさすがに高いかも……と思いましたが、働きながら病院と家を往復する毎日は体力的にも時間的にも大変なので、シャワーがある個室は、シャワーを浴びに家に帰る時間もなく通勤するときに本当に便利でした。また、相部屋のときは入院でかかったお金よりも多い給付金がもらえたので、タクシー代などに充てることができて、保険に入っていて本当に良かったと思っています。
 でも、子どもの入院を経験したことがない人が「保険なんて入らなくていいよ!」と後輩ママに話しているのをよく聞きます。
 本当はどちらが正しいのでしょうか?(Y・Yさん(33)2歳と5歳のママ)

 大人が自分の保険に加入するときにも悩むのに、子どもの保険となると、さらに悩んでしまうかもしれませんね。

 子どもに関連する保険には、次の種類があります。

●もしも入院したら? → 医療保険
●もしも自転車で事故を起こしたら? → 自転車保険
●もしも人をケガさせたら? → 個人賠償責任保険
●もしもケガをしたら? → 傷害保険
●もしも学校でケガをしたら? → 日本スポーツ振興センターの災害共済給付
●もしも亡くなったら? → 死亡保険
●もしも家のモノを壊したら? →火災保険の破損・汚損の特約

 保険や共済には、単独で加入できるものや特約で加入するもの、あるいは、いくつかの保障がセットになっているものがあります。今回から3回シリーズで一つ一つの保障についてお伝えしていきますね。