深野FP 私は、ネットで買い物をほとんどしません(笑)。本もネットで買わずに、本屋に行って自分の目で見て買うようにしているので、ほぼ現金主義ですね。まあ、それは置いておいて、カードを使う方は、“全部カードで払う”というのも手です。現金もカードも電子マネーもと、たくさんのツールがあるから混乱してしまうんです。

子どもの進学先は突然変わりますよ…!

羽生編集長 30代でお子さんがいらっしゃる方は、今後、進学や住宅購入など、ライフイベントが盛んな時期かと思いますが、支出の面ではどのように考えたらいいでしょうか。

子育て世帯の悩みの中心は、教育費と住宅購入だ。
子育て世帯の悩みの中心は、教育費と住宅購入だ。

深野FP ライフプランを立てて、学校の入学金やマイホーム購入などに、大きなお金が必要になる時期を考えてみてほしいですね。貯蓄を積み上げていっても、その時期にはダルマ落としのように、貯蓄がガン!と減りますので。

 ちなみに我が家は、上が大学1年生、下が高校1年生の子がいて、高校まで地元の県立校です。「有名な学校に行くか」ではなく、「いかに食っていくか」に重点を置く教育方針なんです。ですので、高校までは私立に行く予定がなかったので、大きな教育費は、大学入学の時期にあわせて貯めていきました。

 実は上の子は、アニメが好きなので、将来はクリエイターやゲーム開発者がいいんじゃないかと話していたんですが、急に気が変わって、本人の強い希望で私立の薬学部に行くことになったんですよ(汗)。

羽生編集長 それは親として驚きですね。今は、薬学部は6年制ですし…

深野FP そうして、予定外に教育費にお金がかかることになりまして、もうショックですよ(一同笑)。子どもが生まれてから18年後をみすえて、教育費として投資信託の積み立てと、定期預金の積み立ての両輪で準備をはじめていたのですが。学校は入学初年度にお金がかかるので、大学の初年度に向けて300~400万円を貯めていました。