反対にサブカメラを手前に向けることで、メインカメラで被写体(子どもや風景など)を、サブカメラでは撮影者(私自身)を一緒に収めた動画が撮影できます。これはPowerShot N100のストーリーカメラと同じですね。


撮影者の顔を撮るときはサブカメラを手前に向けておけばいい


サブカメラを手前に向けて撮影した様子。撮影者の表情がワイプに記録される

隣に立つ人物が見ている景色を同時に捉える

 予想外の面白さを感じたのは、「サブカメラを横や斜めに向けても撮影できる」というところ。サブカメラは正面・横・斜め・手前と好きな角度で止められる、いわばフリーアングルのカメラ。メインカメラで動物や風景を撮影しつつ、父の隣でそれを見ている子どもも一緒に撮影する……といった撮り方も簡単にできるんです。


サブカメラの角度調整は無段階なので、横や斜めにも向けられるのが楽しい

 本来は同時に撮影できない位置にある2つの被写体を、1台のビデオカメラで一緒に撮る。この発想は持っていなかったので、パナソニックの製品スペシャルサイトで紹介されていた撮影アングルの例を見たときからワクワクしていました。


サブカメラを横に向けて撮影した様子。指揮者とそれを見つめる息子が同時に撮れた

必要なときだけサブカメラをオンに

 角度を変えていろいろなワイプ画像を追加できるサブカメラですが、メインカメラがワイド側になっていると、似たような映像が大小二重に撮影されてしまいます。そんなときは、液晶モニターの下部に表示されている「□」が重なったようなボタンをタッチ。サブカメラを収納しなくてもワイプのオン・オフを切り替えられます。メインカメラでワイドアングルを撮る場合はサブカメラをオフにしておいて、ズームを始めるタイミングでボタンをタッチすれば、すぐにワイプを出すことができるんです。


撮影中の様子。四角形が重なったボタン(赤丸の部分)に触れると小画面の表示・非表示を切り替えできる

 後半では、HC-W850Mで実際にビデオを撮影した様子を紹介しましょう。ズームとワイドの同時撮りという筆者の希望以上のものを与えてくれそうなフリーアングルのサブカメラで、一体どんな映像が撮れるのでしょうか!?

(文・写真/松村武宏)