みなさん、お子さんの写真、撮っていますか。日本人がシャッターを押す回数はデジタルカメラ、そしてスマホの登場で大幅に増えたと言われています。子どもの姿を記念に収める機会が多いDUAL世帯はなおさらのこと。でも、せっかく撮るなら、かわいい写真、きれいな写真を撮りたいですよね。この連載では、IT系ライター&編集者の林奈々さんが、写真を撮るときの基礎知識や、最新のデジタルカメラ情報などを、デジタルに詳しくない人に向けて解説します。第1回は、写真撮影の基本中の基本、「構図」を取り上げます。

 大切なわが子の成長を収めておこうと、日々、写真を撮るパパやママが増えています。

 でも、せっかく撮った写真が何となくごちゃごちゃした印象だ――そう感じているなら、「主役が何か」をはっきりさせることを意識するといいでしょう。実は、雑然とした印象の写真になるのは、「あれもこれも」フレーム内に入れてしまっているからかもしれません。

その場の状況も写したいと、何でもかんでも収めてしまった、ありがちな例。雑然とした室内もバッチリ写っている。家族で見るにはいいけれど、飾ったり人に見せたりするにはどうもいまいち
その場の状況も写したいと、何でもかんでも収めてしまった、ありがちな例。雑然とした室内もバッチリ写っている。家族で見るにはいいけれど、飾ったり人に見せたりするにはどうもいまいち

主役を「画面の6割以上」に

 “主役”をはっきりさせる一番簡単な方法は、他のものを入れないことです。「主役が画面の6割以上」を占めるようにすると良いと言う人もいます。目安にしてみてください。