「すまい給付金」、住宅取得で最大50万円支給予定

 「すまい給付金」も今年4月から始まっている。対象となる年収の目安は510万円以下(実際には都道府県民税の所得割額で決定)で、住宅を取得すると10万~30万円が給付される。消費税率の引き上げによる金銭的な負担を軽減するのが狙いで、住宅ローン減税と併用も可能。15年10月に消費税率が10%になれば、給付額は最大で50万円に増える予定。対象の年収の目安も775万円にまで引き上げられる。

 しかし「ローン減税と給付金は申請窓口が違う」(ファイナンシャルプランナーの平野直子氏)のには注意が必要。ローン減税は確定申告の際に税務署に必要書類を提出し、すまい給付金は郵送や全国に開設する窓口で申請する。

 ローンを使わず、すべて手元資金で住宅を買っても、「投資型減税」なら利用可能だ。耐震性や省エネルギー性能などに優れる「長期優良住宅」と認定された50平方メートル以上の物件などが対象。1平方メートル当たり4万3800円を床面積で乗じた合計額(上限は650万円)の10%分が減税される。