お腹がポッコリと出て、お尻がたるみ、体型のくずれが目立っていた女性が、姿勢を整える施術を行っただけで印象がスッキリと変わった――。
 トリノ・北京・ロンドンパラリンピック日本代表のトレーナーとして活躍するボディデザイナー花岡正敬さんのスタジオでは、多くの人がこのような経験をしているそうです。
 この連載では、花岡さんの著書『たった1分でお腹が凹む「やせる姿勢」のつくり方』から、忙しいママでも凹んだお腹を手に入れられる、簡単ダイエットのノウハウを紹介します。第1回は、姿勢のクセが体型を決めるというお話です。

姿勢がくずれると、お腹がポッコリ出てしまう

 姿勢の悪さは体型のくずれの原因です。とくに、お腹が出やすくなるのには、長年とってきた姿勢のクセが大きく影響しています。

 たとえばみなさんは、悪い姿勢のタイプによって、お腹の太り方の傾向が違ってくるのをご存じでしょうか?

 その傾向は、おおよそ次のような感じです。

反り腰姿勢 ―→ 下腹ポッコリ太り
ねこ背姿勢 ―→ たいこ腹でっぷり太り
左右ゆがみ姿勢 ―→ わき腹ぷよぷよ太り

 〝えっ、そうだったの!?〟と驚かれた方もいるかもしれません。いま現在、お腹のお肉をつまみながら〝私はこのタイプかも……〟と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 「反り腰姿勢」というのは、体が後ろに反りすぎてゆがんでいるタイプで、若い女性にたいへん多く見受けられます。

 次の「ねこ背姿勢」は、上体が前に傾きすぎてゆがんでいるパターンで、これも非常に多いです。

 その次の「左右ゆがみ姿勢」は、文字どおり体の左右バランスのゆがみが大きいタイプで、とくにデスクワークが多い人に増えつつあります。