それにしてもホフマン氏、立派! 私達の救急病棟を仕切り、妊娠ブームにも慌てず焦らず対応してくれる上司として、かなり尊敬できる存在ではありますが、ご家庭でも奥さんへのサポートがかなり手厚い感じがしますね。そういえば、仕事場で彼が感情的になってるところを見たことがない……。いつもニコニコしているし、こういう上司の下で働けるのは、恵まれた環境です。
また、2週間だけとはいえホフマン氏自身も育児休暇を取る予定というのがいいですね。男性が育児休暇を取ることは、アメリカでもやはり女性に比べて少ないのが現状です。でも上司であるホフマン氏が率先してお休みを取ることで、他の男性スタッフも将来子どもが生まれたときに、休暇の申請がしやすくなりますから。
日本では役職が上になればなるほど「部下に示しがつかない」という理由で、男性社員が家族のために休暇を取ったり残業を減らすことが、良しとされていない気がします。でも、今回登場してくれたホフマン氏のように、上司が誰よりも先に「家族優先」な態度を職場で取ってくれると、部下は何かと助かるんじゃないでしょうか?
それでは、また! 次回のアメリカンDUALをお楽しみに。
(文・写真/クローニン真木)