看護師の仕事といえば、かなりの重労働もあるんですが……。それでも予定日ギリギリまで働く人は、ティファニーさんを含めて、アメリカには多いですね。

ク:仕事と子育ての両立はかなりストレスがたまると思うんですけど、ホフマン氏はどうやって解消していますか? ストレス解消は日本のご夫婦にも興味があるテーマです。

ホ:週に3~4回はランニングをしてます。あと1年に数回は、Tough Mudder(*)とか Ragnar Relay Races(**)といったレースに出場しています。普段は妻も一緒にやるんですが、さすがに今は妊娠中なので……。そのかわり彼女は、子ども達を出来るだけ早く寝かしつけるようにして、自分の時間を持つようにしてますね。あと数カ月に1回は子ども抜きで、2人だけでデートに行きます!

*:ぬかるみの中で行う障害物競争(いわゆる泥んこレース)。全米いたるところでレースが行われているそうです(https://toughmudder.com
**:12人のメンバーが分担して、合計200マイル(約320キロ)を走る駅伝レース。こちらも全米で開催されています(https://www.ragnarrelay.com

 確かに毎晩、数時間だけでも自分の時間を持つことは大切かもしれません。あとデートも行くんですね。夫婦だけの時間ってとても貴重なものですから、ホフマン夫妻のように定期的にデートすることって大切なんでしょう。

問題があったらとにかく話し合うこと

ク:その他のストレス解消法はありますか?

ホ:週末に必ず教会に行きます。子ども達も楽しみにしているみたいですよ。あと教会のバンドのメンバー(ボーカル担当)でもあるので、月に1回は演奏してます。

 日本人から見ると、教会にバンドがあるというのは驚きかもしれません。でもアメリカでは結構一般的。というか、私のボスってボーカリストだったんだ……。看護師で、ポリスマンで、泥んこレースに参加して、さらに歌まで歌えるなんて、インタビューしてみて初めて知りました!

ク:それでは、奥さんのストレスがたまっていると感じたとき、ホフマン氏はどうしていますか?

ホ:僕たち夫婦は、お互いの疲れやイライラによく気づくほうだと思います。両方とも看護師としての経験がありますから、仕事上でのストレスは分かり合えますね。何か問題があったら、まず話し合って一緒に解決法を考えます。

 お互い納得できるまで、きちんと話し合う。どちらかがイライラしていても、それを放っておかないという姿勢が重要ですね。