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こんなに違う! 大手中学受験塾の中身を解剖

御三家のSAPIX、コツコツ型の日能研、教材力の四谷大塚、反復学習の早稲アカ


大手塾には受験に必要な学習カリキュラムがある

西村則康先生
西村則康先生

 西村先生は言います。

 「それは、大手塾は受験に必要な学習カリキュラムをしっかり作っているからです。また、多くの学校の入試問題の傾向と対策のノウハウを蓄積しているのも大きな強みです」

 「一般的に中学受験の準備が始まるのは、小学3年生の2月から。大手受験塾の中学受験コースのスタートがその時期だからです。そこから入試本番までの3年間、各塾では中学受験のためのカリキュラムを用意しています」

 「例えば各学年、平日用のものだけでなく、土日特訓用、夏休み特訓用、志望校別特訓用など、いつ何を勉強するかという学習スケジュールがしっかりと組み込まれており、それに沿って学習をしていけば、モレがなく、効率的・効果的に勉強を進めることができるようになっています」

 「また、大手塾は、中学受験のためのテキストやテストの作成もしており、そのための研究にも力を入れているため、常に最新の入試の動向を把握しています。また、一般にはあまり知られていませんが、学校とのパイプも強く、塾で学ぶことが受験生にとって有利に働く場合もあります」

こんなに違う大手中学受験塾の中身

 「SAPIX」「日能研」「四谷大塚」「早稲田アカデミー」など、駅前に競い合うように並ぶ大手塾の看板。駅から近く通わせるには便利そうですが、大手塾ならどこへ入れても同じなのでしょうか?

 「いいえ、そんなことはありません。ひとくちに大手塾といってもその中身は様々で、それぞれに特色があります。また、先ほど、中学受験には大手塾がお薦めと言いましたが、大手塾にさえ通わせていれば合格は確実というわけでもありません。確かに大手塾のカリキュラムは受験には有効ですが、それはお子さんにとってその塾のやり方や環境がマッチしていた場合であり、逆にミスマッチだった場合は、その効果が表れないだけでなく、塾が原因で勉強嫌いにさせてしまう恐れもあります」(小川先生)

 では、各大手塾にはどんな特徴があるのでしょうか? 首都圏の大手4塾のそれぞれの特徴を西村先生と小川先生に聞いてみました。次ページから見ていきましょう。

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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