できる、できないがはっきりしているのが魅力
さて、娘。初級コースは、緩く傾斜していることもあってクリアできたのですが、次のステップとなる垂直の壁がなかなか登れない。初級コースを登っては、垂直の壁に挑戦して失敗して、また初級コースに戻る。これを1時間ほど繰り返し、ようやく満足して帰りました。
ボルダリングの魅力の一つに「できる、できないがはっきりしていること」と教えてもらったのですが、これがまさに言い得て妙で、娘は「今度行ったら、まっすぐな壁を登りたい」と、なかなかの目力で言っていました(笑)。子どもにとって「乗り越える快感を与えてくれるスポーツ」。これがボルダリングなのかもしれません。
このボルダリングスペース「PEKID'S」には、授乳室もあるし、3歳未満の子どものためのプレースペースもありますが、ここは託児所ではありません。ボルダリングはあくまでもスポーツですから、子どもから目を離さないケアも必要です。しかしボルダリングは、きっと子ども達に壁を乗り越えることの面白さを教えてくれると思いますよ。
(文・写真/岡部敬史)