地域や学校の要望で授業内容のカスタマイズも

 3つ目のテーマは、“地球”。壮大なテーマだが、色々な切り口の中から、街全体で地球に優しい環境を維持する「スマートシティー」を取り上げ、その中でも、三井不動産グループと川崎市、東芝が連携して取り組むグリーンパワープロジェクトに絞り込んでいく。「&EARTH教室」では、こうした地域や学校の要望に合わせながら、さらに同プロジェクトの目的も加え、授業内容のカスタマイズも行っている。

三井不動産グループは川崎市、東芝と官民連携で、再生可能エネルギーへの理解・促進を図るグリーンパワープロジェクトを展開している
三井不動産グループは川崎市、東芝と官民連携で、再生可能エネルギーへの理解・促進を図るグリーンパワープロジェクトを展開している

川崎市の再生可能エネルギーに関する三択クイズで、第1問「川崎駅東口にある再生可能エネルギーはどれ?」という問題に、正しく(1)の太陽光発 電と答える子どもたち
川崎市の再生可能エネルギーに関する三択クイズで、第1問「川崎駅東口にある再生可能エネルギーはどれ?」という問題に、正しく(1)の太陽光発 電と答える子どもたち

 最後のテーマは“生活”。自分たちの生活の中でできる節電や環境によい行動「すまいのECOチャレンジ」を考えようということで、班で相談し、たくさんある項目の中からやってみたい項目を選ぶ。さらに選んだ理由をみんなに発表するのだ。どこの班も選んだ項目がかぶらなかったのは、各自がしっかり考えて選んだから。理由を述べる時の真面目な表情は、環境に対する意識の高さを感じさせた。

「進んで取り組めそうだから」「毎日できることだから」と、チャレンジしたい理由もしっかり考えて発表
「進んで取り組めそうだから」「毎日できることだから」と、チャレンジしたい理由もしっかり考えて発表

やったことを貼っていくシール形式の「ECOチャレンジ31」シート
やったことを貼っていくシール形式の「ECOチャレンジ31」シート

 授業の終わりには各班のポイントを集計し、記念品をもらって本日の出張授業は終了となった。「面白かった。よく分かった」と、どの子も満足げな表情で図書室を後にした。