「第1子の感動」を思い出すまばゆい写真

片野記者 私、こんなふうに光が柔らかく揺れる写真が大好き。華やかな気持ちになるだけでなく、優しい家族の温かみを感じます。

荒井記者 たぶん、この子は第1子の赤ちゃんだと思うんですよ。この頃は子育てで慌ただしく日々が過ぎていくので、振り返ってみると覚えていないことが多い……。僕もこのときに日記を書いて日々を記録に残しておけばよかったと、今になって後悔しています。だからこういう写真は、親にとっても子どもにとっても、一生の思い出になるかと。

羽生編集長 私も8年前、自分の第1子が小さいときのことを思い出しました。この子にとって「初めての夏祭り」を経験させてあげよう、それを写真を残してあげようという、ママの気持ちが素敵ですな。 この赤ちゃんの目に映った夏の夜独特の色と光は、家族全員の宝物だね。

片野記者 わが家では、撮りためた娘の写真を毎月20ペ—ジの冊子にまとめているんですが、その冊子にこんなキラキラした写真を載せたい! でも、なかなか実現できてないです。

荒井記者 片野さん、まめですね。僕は1冊作った後、もう挫折しましたよ……。

「うわ、子どもの汗の玉って宝石」

小田記者 うわ、子どもの汗の玉って宝石。見ているだけで、親の目線になって涙が出てきそうです。この子も大きくなったなぁと……。私は初対面ですけれど。

片野記者 こういうお祭りのときって、全体の雰囲気を入れようと引きの写真ばかり撮ってしまいがちだけど、グググッと寄ってアップで撮ると、迫力が出ますね。お祭りの臨場感がよく伝わります。カメラワ—ク、勉強になりました。

小田記者 伏せた目が、何かを祈っているかのように見えます。実際のところ「重いな」としか考えていなかったとしても、別にいいです(笑)。きっと忘れられない夏の思い出になるはずです。

——続いては「父子」をテーマにした幻想的な写真です。