水や火を使った遊びから、木登りまで思う存分

取材日は9月中旬。でも、ウォータースライダーはまだまだ大人気
取材日は9月中旬。でも、ウォータースライダーはまだまだ大人気

 水遊びも思う存分楽しめます。初夏から初秋には大きなすべり台にシートをかけた手作りウォータースライダーが登場。水道から長いホースが引かれていて、すべり台下にプールを作るだけでなく、上から水を流すとよく滑るとか、ホースの口をすぼめると、水が勢いよく飛び出すとか、水の勢いでホースがにょろにょろ動いておもしろいとか、子ども達は水遊びのなかからも、様々なことを学んでいきます。

 たき火遊びができるのも魅力。家がオール電化であるために、ガスの火さえ見たことがない子も増えているようです。羽根木プレーパークで遊ぶ子ども達はプレーリーダーからマッチを借りて新聞紙に火をつけ、木をくべて団扇であおいで風を送ってたき火を楽しみます。

 ビー玉を熱して、すぐに水に入れてひびを入れる「キラキラビー玉作り」はとても楽しい火遊びのひとつ。ときには釘などの金属を熱して、金属も熱で柔らかくなることを学んだりもします。お玉に砂糖をもらって熱する、べっこう飴作りも人気です。

 火は熱くて危険なものだけれど人間の生活に必要なものでもある、それを体感しながら、火の体験を楽しく積んでいきます。

大きな子が作った小屋に木材を運び、手を加えて遊ぶ子ども達
大きな子が作った小屋に木材を運び、手を加えて遊ぶ子ども達

 木登りなど木の体験も満載。多くの廃材が用意され、大人が使うのと同じのこぎりやトンカチなど立派な工具を用いて、釘打ち体験や木工工作も行えます。大きな子達は秘密基地などの小屋を作ることにもチャレンジしていきます。そして、それらの小屋の屋根の上に小さな子が上って遊んだり、小屋と小屋の間に渡された細い一枚板の上を子どもなりに慎重に渡るなど、遊びの幅がどんどん広がっていくのです。