かかりつけ医は信頼関係を持てるかどうかがポイント

 家から近い、行きやすい場所にある、ということはとても大切な条件だと思います。
病院にはたいてい具合の悪い子を連れて行くのですから、近くにある、というメリットは大きいと思います。

 家の近所の小児科のクリニックの医師が、自分と相性が良ければそれはとってもラッキー! 私ならもう迷うことはなくその先生にずっとお世話になることと思います。
 しかし、家から通いやすいけれど、医師と相性が悪かった場合…悩んでしまいますね。
 距離が近いこと以上に大切なことは「相性が良い」ということだと私は思っています。
 医師との相性の見極めは、下記をポイントにしてみてはいかがでしょうか。

1.医師の言うことを信頼できるかどうか

 相性が良いとは、先生の言うことを信じられるかどうかということ。
 「こうすれば元気になりますよ」という先生の言葉を信用できず、不信感でいっぱいだったり、与えられた薬を疑って飲ませなかったりすることは、時間もお金も、そこに費やすエネルギーも無駄なものとなります。互いにとってとても残念なことだと思います。

 先日参加した学会で、「病気が早く良くなるたった一つの研究データ」があると聞きました。それは信頼できる医師から聞く「早く良くなりますよ」という言葉。信頼関係のない先生から言われたときよりも、子どもの病気が早く良くなるというデータがあるそうです。それほど信頼関係はとても大切なものなんですね。