「共働き家庭の資産運用って?」「今は貯蓄だけ…今後どうしたらいい?」「投資に興味があるけど調べる時間がない」――。「資産運用」について、編集部にたくさんの声が寄せられています。そこで、今回よりスタートする新連載では、資産運用をしているDUAL世代の方にご登場いただき、具体的な成果に加え、心境の変化、夫婦の会話など、赤裸々なレポートをお届けしていきます。(以下、本文中の人名は仮名)

 第1回は、小学生と保育園児の2人のお子さんがいる共働きのご家庭。700万円の貯蓄が、資産運用により約6年間で1100万円に増えました。夫の斉藤健二さんは「以前はお金について何も知らず、将来に漠然とした不安を抱いていました。でも、資産運用のおかげでその不安もだいぶなくなりました」と言います。

【取材したご家族】
 斉藤健二さん(41歳)…医療系法人勤務
    澄子さん(41歳)…保険会社勤務
 長女(小学校1年)  …習い事:英会話、音楽教室
 次女(保育園年長) …習い事:英会話
  東京在住。賃貸住まい。夫婦とも四国出身。世帯年収は約1300万円。資産は、投資・預貯金合わせて約2500万円。2008年から累計700万円を投資に回し、2014年現在1100万円にまで増やした。

お金の知識は、財形貯蓄程度 親になり、漠然とした不安を感じるように

健二さん 2006年に結婚して、翌年、長女が生まれました。それまでは夫婦がそれぞれ財形貯蓄をする程度で、お金の知識はほとんどありませんでした。

 でも、子どもの将来について考え始めたときに、金銭面で漠然とした不安を感じたんです。2人とも働いてはいるけれど、責任を持って子どもの教育資金を準備できるのか、また年金をもらうころには私達自身の生活資金だって不安。さらに子どもの世代になると、全く期待ができないのでは……と。

 「お金について、何かをしなくては」というボンヤリとした思いを抱えていたんです。