国際バカロレアのDP資格は、卒業時に必ず得られるわけではない


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 世界147カ国で導入されている教育理念、国際バカロレア(IB)。前回記事「4年後には、国際バカロレア認定校が200校に」で書いたように、小学校は初等教育プログラム(PYP)、中学校は中等教育プログラム(MYP)、高校はディプロマプログラム(DP)というプログラムから成るが、日本ではまず200校の高校にDP課程を導入するところからスタートすることになった。

 「10の学習者像(前回記事参照)を柱に、何に興味があるんだろう? 何を学びたいんだろう? ということを追求していく授業を行うのが国際バカロレアの小学校時代。これがピラミッドの一番底であって、だんだんと絞られていった後、ピラミッドの一番上がDPというシステムになっています」

 そう話すのは、国際バカロレア機構でアジア太平洋地区の委員を務める、坪谷ニュウエル郁子さん。

 全人教育であり、偏差値教育ではない国際バカロレア。高校時代に2年間かけて学ぶこのプログラムは、最後にその内容について評価を受けることになる。このときの評価が低いとDPの修了資格は得られない。国際バカロレア認定校のDP課程に入学したからといって、卒業時に誰もがDP修了資格を取得できるわけではないのだ。