シャープによると、急須で入れたお茶の場合、茶葉に含まれている栄養成分のうち約30%しか摂取できないそうです。つまり茶葉の栄養成分の約70%は茶がらに残ってしまうということですね。

 茶葉に含まれる栄養成分には、お湯に溶けるもの(水溶性)と、お湯には溶けないもの(脂溶性)があります。抗酸化作用で近年注目度が高まっている「カテキン」やビタミンCは水溶性のため容易に摂取できます。しかし消臭効果などを持つクロロフィルや、おなかの調子を整えるのに良い食物繊維、それにビタミンA、Eなどは、急須で入れたお茶にはほとんど含まれないとのこと。

 その点、セラミック製臼で茶葉を細かく挽くお茶プレッソは、茶葉に含まれている栄養素のほとんどを摂取できるのが特徴。急須で入れたお茶の約1.9倍ものカテキンを摂取できるそうです。

 最近はカテキンを増量しているペットボトル緑茶なども販売されています。しかしこのお茶プレッソを使えば、比較的高価なトクホ(特定保健用食品)のペットボトル緑茶をわざわざ買わなくても、抗酸化作用の高いカテキンをたっぷりと摂取できるというわけです。

 コストパフォーマンスが高いのも魅力の一つ。粉茶にすると、急須で入れる場合に比べて約3分の1の茶葉量で済むため、今まで飲んでいたお茶と同じお茶なら約3分の1の値段で楽しめます。今までと同じコストをかければ、約3倍の高価な茶葉を買って飲むこともできます。

 私は5月のゴールデンウイーク明けにヘルシオお茶プレッソを購入し、4カ月以上お茶を飲み続けています。「健康になった」みたいな実感は残念ながら特にありませんが(笑)、おいしくて栄養たっぷりのお茶を毎日楽しんでいます。

これがわが家で購入したヘルシオお茶プレッソです
これがわが家で購入したヘルシオお茶プレッソです

 味は茶葉によっても異なりますが、約20ミクロンとかなり細かい(一般的な抹茶は約10ミクロン程度だそうです)ため、口当たりはなめらかです。舌がざらつくような感じはほとんどありません。

お茶プレッソで冷茶を入れているところ
お茶プレッソで冷茶を入れているところ