おやつ後、帰宅まで集団活動&集団遊び

 おやつ後は、帰宅時間になるまで集団活動が主に行われる。この日は、プレイルームで全員そろってドッジボールが行われていた。様子を見ていて印象深かったのは、運動が得意な子は、得意な子同士を狙ったりするものの、下の学年の子や運動が得意ではなさそうな子に対してはゆっくり投げていたこと。異学年で常に遊びながら、相手を思いやる気持ちが自然に備わっているようだ。

最後まで残った子ども達がドッジボールを楽しむ
最後まで残った子ども達がドッジボールを楽しむ

 帰宅時間は、他の学童と同じで17時30分と最終の18時15分だが、それ以前の早帰りをする学童児童も多い。バレエやピアノ、スイミングスクール、サッカークラブなどの習い事や、塾がある日は早めに学童を後にするのだ。週2~3回、早帰りする子も少なくないという。

同じ方向の子ども達がコースごとに分かれて帰宅
同じ方向の子ども達がコースごとに分かれて帰宅

 「1年生のときから習い事や塾があるということで早帰りするお子さんはたくさんいます。早帰りする時間は人それぞれなので、連絡帳に『何時に帰してください』と保護者に書いていただき、その時間に帰すようにしています」(館長)

 学年が上がるごとに早帰りする子どもの数は増える傾向にあるが、習い事などは、保育園のときから続けているパターンが多いようだ。習い事や塾に通う子は複数通う場合が多く、逆に全く通っていない子と二極化しているという。学童と塾や習い事をどう組み合わせていくのかというのは、やはり、親の考え方によってそれぞれのようだ。

 17時30分になると、最初の帰宅組が廊下に集合して、原町の学童と同様、コースごとにまとまって帰宅。残ってドッジボールを続けていた子ども達も、18時を過ぎると帰宅の準備をして集合し、18時15分には帰っていき、学童の一日が終わった。