八塩圭子 キャンピングカーに乗った虎、大きく成長
いとこと遊び、生き物に触れ、じいじを手なずけ……3世代家族+犬3匹の旅の土産は数知れず
キャンピングカーの旅第2弾はある、か?
キャンピングカーで白川郷へ。虎に懐かれ、じいじはもうメロメロです
虎とワンコを最大限楽しませる旅は、虎の様子を見る限り、大成功だったと言っていいと思う。一方、犬はというと、帰ってきてからずっと疲れて寝続けているのは、ドッグランなどで思いっきり遊べたからだと解釈していいのだろうか。
私がヘトヘトになって風邪を引いただけのことはあったのか。夫は、これで味をしめたのか、キャンピングカー特集の掲載された雑誌とか買ってきているし。いや、買うお金はないからね。レンタルで十分。
もしかしたら、キャンピングカーの旅はうちの定番になるかも?
夫のアトコメ
定番になるかも? いや、します。することに決めました。
いやー、ヨーロッパでも散々楽しませてもらったけど、やっぱキャンピングカーは楽しいっす。非力なクルマでの総走行距離1700キロは、正直、ドライバーとしてはなかなかにしんどいものがありました。それでも移動中、周囲に気を使わなくていいっていうのがとにかくありがたい。虎が泣こうがわめこうが誰にも迷惑かけずに済むんだから。
そういえば、ドイツでのワールドカップの時も、何かと気苦労の多い外国生活でグッタリしていく日本人記者が多い中、我等がキャンピングカー組は最後まで元気だったもんな。
てか、何よりも虎が好きだし、キャンピングカー。
確かにカブトムシには釘付けだった。いとこたちともすぐに仲よくなった。じいじへの懐きっぷりと懐かれたじいじのベタベタぶりには心底びっくりさせられた。ウチの父親、自分の子どもにはまるで無関心だったし、子どもは子どもでひたすら毛嫌いしてたもんで。
ただ、そんなびっくりよりもびっくりしたのが、キャンピングカーへの執着ぶり。ま、もともとクルマ好きではあるようなのですが、知恵と体力の限りを使って助手席に上がろうとするし、上がったら上がったで今度は隣の運転席へ移動してハンドルを握ろうとするし。たぶん、普段の自家用車とはまるで違う景色が見えるっていうのが、めちゃくちゃうれしかったんでしょう。
となると、こら来年もやらないかん。でも、あの非力で足回りが貧弱なクルマはちょっと勘弁。ドライバーズ・シートもちゃんとしてて、エアコンもついてて、そうそう、もうちょっと大きいのがいい。で、わんこもオッケーってやつ。
さてさて、そんなのありますかね。なかったら……宝くじ、買わなきゃいかんな。