キャンプで見極めるチェックポイントは5つです。

1.食事作りに積極的に手伝えるか

 キャンプでは、調理道具が非常に貧しいものです。切れない包丁と、がたごとするまな板。ここでは普段の実力以下しか絶対に出せません。つまり、よほどの料理上手でなければ、無理をして主導権を取らないほうが無難です。一番できる男子や女子に指示されるまま、切るなりよそうなり、いたしましょう。それより重要なのは、誰かの主導権に、「はいはい」と動けいて手伝える人か。自分の得意でないことについて、あっさり指示を仰ぐほうに回れるかが、評価ポイントです。たまにいる、味付けに口だけ出す奴。これは注意タグ。

2.後片付けこそ、チェックポイント

 キャンプでも、バーベキューでも、ホームパーティーでも、なぜかどうしてか、全く洗い物をやろうとしない民族がいます。アラワン族は、常に一定数おられます。不思議です。他の人が一生懸命洗い物をしているときも、ワインやビールを片時も離さず、「うふふふ」「あははは」と、我関せずでおられます。もちろん、避けたほうがいい物件であるはずです。

さて、誰が片付けを始めるか……(写真はイメージです)
さて、誰が片付けを始めるか……(写真はイメージです)

3.見られてない、重要な作業をやる

 キャンプで最も重要なのは、火の始末です。大体、それが必要になるころ、メンバーの半分は酔いつぶれています。酔って寝てしまったとしても、火の始末が心配で起き出して最後までやり切る人。それが、キャンプの影のリーダーなのです。火は、決して自然には消えません。朝起きて消えていなければ、そのサイトメンバーはキャンプ失格です。
 地味な仕事をやり切る責任感。それは家庭で最も求められる力です。ゴミ出しも同様です。ゴミを分別して、キャンプ場のルールに従って、夜のうちに、もしくは朝一番に捨てに行く。夜に強く、朝も起きられる自己管理力。それを見極めるには、あなたにも体力が必要ですけどね。