ここで注意したいのは写真の縦横比です。スマートフォンのワイド画面に合わせた細長い比率(16:9など)で撮影されたものや、一部のアプリで撮れる正方形写真のように、一般的な縦横の比率(4:3)ではない写真については印刷できない部分を登録時にカットする必要があります。集合写真や風景の写真のように一部分が切り取られては困る写真を撮る場合は、あらかじめ一般的な比率で保存できるようにカメラアプリの設定をチェックしておくといいでしょう。

マルチコピー機に予約番号を入力して印刷する。対応するサイズはL版のみ
マルチコピー機に予約番号を入力して印刷する。対応するサイズはL版のみ

 写真を登録したら、セブンイレブンのマルチコピー機で「ネットプリント」を選びます。印刷サイズはL版のみで、料金は1枚当たり30円。ネットワークプリントのように2L版やその他のサイズを選ぶことはできません。データの保管期限も登録した日とその翌日までと、少し短めです。

 また、店頭では印刷部数の指定ができるものの、印刷する写真を選別することはできません。例えば3つの写真を印刷登録していた場合、部数を2部にすると合計6枚の写真が印刷されることになります。写真によって印刷したい枚数が異なる場合は、それぞれ個別に印刷登録しなければならないので気を付けましょう。

 ややデメリットが目立ってしまう写真かんたんプリントですが、会員登録をしなくても使えるのは手軽です。さらに、プリント予約番号を知っていれば誰でも印刷ができるので、直接写真を手渡せない遠隔地の知人や家族に番号を伝えて、自分で印刷してもらうことだって可能です。

印刷した写真なら、デジタル機器が苦手な人とも思い出を共有できる。
印刷した写真なら、デジタル機器が苦手な人とも思い出を共有できる。

 対応するチェーン店が多くて印刷サイズや枚数を柔軟に選択できる「ネットワークプリント」と、会員登録不要でプリント予約番号があれば誰でも印刷できる「netprint 写真かんたんプリント」。お近くのコンビニエンスストアに合わせて選んでもいいですし、サービス内容で使い分けるのも良いでしょう。

この記事の関連URL
ネットワークプリントサービス https://networkprint.ne.jp/
netprint http://www.printing.ne.jp/

(文・写真/松村武宏)