子どもとお出かけ日英比較その1 レジャー編


ロンドンの自然史博物館は入場料無料で、1日過ごせる

 英国は文化をことさら大切にする国です。社会全体が歴史と文化の大切さを理解しているし、子どもがホンモノの良質な文化に触れる機会を社会・大人が積極的に提供しているように感じます。

 例えば、ロンドンにある博物館や科学館など、いわゆるミュージアムと呼ばれる場所は入場料が無料のところがほとんど。僕の長男が世界で最も好きな場所(?)は、ロンドンのNatural History Museum(自然史博物館)なので、渡英時は必ず訪れるのですが、ここももちろん無料(寄付箱はあります)。英国が世界に誇る自然史コレクションを1日じっくり堪能できます。子ども連れには、ここの動く恐竜展示が特にオススメですよ。

 また、シアター文化も発達していて、毎年8月いっぱいは「Kids Week」というキャンペーンがロンドンのウエストエンド(劇場の多い地区)で展開され、世界的なミュージカルや演劇が、なんと、「同伴の子どもは全員無料」になるのです! 大ヒット中のミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』なんかも無料で……。

 8月中でなくても、ロンドンでは常に子ども向けの超本格的なミュージカルや演劇が年中上演されていますので、感受性の豊かな子ども達にとっては特にオススメのアトラクションです(ちなみに、こちらは僕が先日、ロンドン・ウエストエンド・キャストにインタビューした動画です。よろしければご覧ください)。


大人も子どもも一緒に楽しめる大ヒットミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」

子どもとお出かけ日英比較その2 公共交通機関編

 レジャーという意味で、英国は子連れ家族にとっていいことずくめのようですが、基本的に公共交通機関を利用するわが家にとって、運賃に関しては、東京のほうが家計に優しいです

 ロンドンの電車運賃は東京の倍くらいなのです。しかも、高い割に(笑)バリアフリーの設備はあまり整っておらず、かなり多くの駅でエレベーターが普通に利用できる東京のほうが、ベビーカーや子連れの家族にとって移動がラクです。

 しかし、この話には続きがあります。

 では、小さい子ども連れの家族にとって、運賃も安く、設備も段違いに上の東京の交通機関での移動のほうがロンドンに比べて断然“快適か”というと、実はそうではないのです。むしろその逆です。