病児保育サービスを駆使して仕事を続ける

 仕事に復帰し、子どもを保育園に預け始めるタイミングで子どもは病気にかかりがちです。小学校就学前の子どもの看護休暇は1年で5日なので、夫婦で利用しても足りないということも出てくるでしょう。せっかく働いても、子どもの看護のために有休を使い、さらに病児保育にお金がかかってしまうと悲しくなるかもしれません。

 しかし、頻繁に病気をするのも一時的なことです。長いスパンで物事を捉えると、病児保育などのサービスを利用してでも仕事を続けるほうが金銭的に有利になる場合が多いでしょう。病気の子どもの看護と仕事の両立は大変ですが、家族で協力をして大変な時期を乗り越えましょう。

【FP花輪陽子がかかったお金とアドバイス】

 子どもの医療費は一定の年齢まで基本的に無料になります。そのため、子どもに医療保険をかけなくても基本的には大丈夫です。ただし、予防接種など保険が利かないものや病児保育にかかるお金を貯金用の口座にプールしておくと安心です。