ファイナンシャル・プランナー(FP)の花輪陽子です。子どもが病気になると家族は大変な思いをしますよね。我が子も生後4カ月になる前に風邪で発熱をし、噴水のような嘔吐を繰り返し、1週間近く体調を崩しました。起きている間は常に機嫌が悪く、夜も1時間ごとに目覚めては泣き、こちらも風邪をうつされダウン。

 風邪がやっと治ったと思ったら、中耳炎にもかかっていて耳から大量の耳垂れが。中耳炎が治るのも1週間以上かかり、2週間の間に何度も病院に連れていきました。

 幸い外での仕事が入っていなかったのでよかったのですが、共働き夫婦にとって仕事と子どもの看護の両立はとてつもなく大変だと感じました。今回は子どもの医療費と病児保育にかかるお金について考えていきましょう。

保険証と医療証を大いに活用

 子どもの医療費は保険証と医療証を持参すれば基本的に診察代も薬代も無料です(※自治体により対象年齢や内容が異なる)。医療費が100%オフということで、我が家では子どもに少しでも異変を感じると、医療機関に連れていくようにしています。

 便秘、肌荒れなど軽度な症状で受診した場合も丁寧に対応していただけました。スキンケア商品を薬局などで購入するとお金がかかりますが、小児科で処方してもらった軟膏は無料です。症状に合った薬を処方してもらえば、治りも早い場合が多いでしょう。

 毎月お給料から天引きされている健康保険料は高額なので保険証を活用しないともったいないですね。