ベルト駆動式転輪は約1.5cmの段差を乗り越えることができるだけでなく、片方がフローリング、片方がじゅうたんやラグといった状況でも滑らずに掃除できるそうです。

 さらに、Wi-Fi(無線LAN)機能を内蔵し、スマートフォンから操作できるのも大きな特徴です。これは既にシャープの「COCOROBO(ココロボ)シリーズ」にも搭載されています。

 ダイソン 360 Eyeの場合、スマートフォンの専用アプリ「Dyson Link」(Android/iOS対応)を使って掃除の開始や一時停止、停止といった操作が家の中でも家の外からでもできます。また、スケジュール予約も可能です。月曜日は9時から、火曜日は10時からといったように、曜日ごとに掃除開始時刻を設定できます。

 掃除結果もスマホから確認できます。掃除結果は部屋の間取りと、ダイソン 360 Eyeがどのような経路で移動してどのように掃除し終えたのかが分かるようになっています。外出中にちゃんと掃除が完了したのか確認できるのはうれしいですね。

スマートフォンアプリ「Dyson Link」の画面
スマートフォンアプリ「Dyson Link」の画面

ダイソン 360 Eyeがどのような経路で移動してどのように掃除し終えたのかもアプリで確認できます
ダイソン 360 Eyeがどのような経路で移動してどのように掃除し終えたのかもアプリで確認できます

 シャープのココロボシリーズの場合、外出先からスマートフォンでロボット掃除機内蔵カメラで撮影した画像を確認できる機能、赤外線対応の家電製品をコントロールする機能なども備えています。家電製品の操作は別としても、せっかく360°撮影可能なカメラがあるのですから、外出先から家の中の様子を確認できる機能はダイソン 360 Eyeにも欲しいところです。

 ダイソン 360 Eyeはインターネット経由で本体のソフトウエアを更新する機能も備えているので、もしかしたらカメラを利用した機能もアップデートによって提供される可能性はあると思います。