楽しく追求できることはキミに向いていること
「好きな仕事」とか「自分に向く仕事」って、どうやったら見つかるんだろうね。
私は子どもの頃、よくわからなかった。どんな仕事が世の中にあるかよく知らなくて、自分がどんな仕事に就いたらいいのかイメージできなかった。「魔法使いになりたい」って思っていたくらいかな。
でも、子どもの頃から本がずっと好きで、大学生の頃に本屋さんのアルバイトをしたときに、「本に関わる仕事ならやっていけるかも」って思ったの。で、本を作る出版社に入るための試験をいくつか受けたんだけど、残念ながら入社できる出版社はなくて、少し落ち込んだ時期もあった。でも、試験の面接をしてくれた人から、「キミの文章は面白いから、書き続けていくといいよ」って言ってもらえたのがうれしくてね。古本屋さんで働きながら、小説やエッセーを書いて、そのうち作家になることができたというわけ。