ボクがあこがれたのは、「新聞記者になること」そのものではなくって、新聞記者という仕事を通じて、「いろんな人と関わり合いながら知識を増やして、それを知らない人に伝える」ということ。「ねえ、ねえ。知っていた?」と教えて、たくさんの人に「へぇー、そうだったんだ!」って喜んでもらうことこそが、ボクがかなえたい夢だったんだ。その夢は今、バッチリかなっている。
キミが何か夢を持っているとしたら、なんでそれになりたいと思うのか、一度考えてみるのもいいかもしれないね。
(写真/竹井俊晴)
<『大人はどうして働くの?』(著・宮本恵理子/日経キッズプラス)から転載>