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12歳でわが子に突き付けられる、5つの選択肢

2014年度、首都圏では5人に1人の小学6年生が中学受験に挑んだ。「すべて塾任せ」ではなく、共働き親がやるべきこととは?


12歳が直面する、5つの選択肢

安田教育研究所代表の安田理さん
安田教育研究所代表の安田理さん

 はじめまして、長期にわたり受験関連の記事を書いてきたライター、越南小町(えつなん・こまち)です。このたび、DUALで新連載『共働き中学受験 基本のキ』を担当することになりました。

 共働きのわが家には、現在、高校受験を間近に控えた中学3年生の息子がいます。3年前に中学受験も経験していますが、息子が通う国立大附属中学校には高校が併設されていないため、再び受験をしなければならないのです。

 もし、私立か公立の中高一貫校へ通っていれば、今ごろ息子は受験を気にせず思いきり部活に励んでいたことでしょう。しかし、小学生時代、息子は所属していた少年野球チームを受験のために離れることを嫌がりました。

 6年生の最後まで野球を続けながら受験もするという選択の落としどころが、2教科だけの入試でチャレンジできる今の中学校だったのです。

 昨今、中学受験は特別なものではなくなり、小学6年生の進路も多様化しています。

 DUAL読者世代が小学生のころは、首都圏では中学受験ブームが起こりつつあったものの、それでも多くの家庭では、地元の中学校へ進学するのが一般的で、高校進学時期を迎えるまでは、わが子の進路について特に考える必要はありませんでした。

 「しかし、今や12歳の段階で、5つの進路の選択肢がある時代に突入しました」

 そう話すのは、長年、教育書籍の企画・編集に携わり、現在は中学受験を中心に日本の教育について研究している安田教育研究所代表の安田理さんです。下の図は、小学校卒業後の進路を表したものです。現在、12歳の子どもは、次の5つから自分の進路を選択することができます。

1) 私立中高一貫校(受験)
2) 公立中高一貫校(受検)
3) 国立大附属中学校(受験)
4) 地元の公立中学校
5) 「学校選択制」による別の公立中学校

(出典:『中学受験 ママへの「個別指導」』安田 理著)
(出典:『中学受験 ママへの「個別指導」』安田 理著)

 「かつて中学受験といえば、私立中高一貫校か国立大学附属中学校への受験を指していましたが、近年では公立中高一貫校という新たな“受検”も加わり、その対策も多様化しています。また、中学受験をせずに公立の中学校へ進学する場合も、定められた通学区域の中学校だけではなく、学校選択制による別の公立中学校への進学が認められている地域もあります」

 「こうした環境変化の中、小学6年生の段階で、親は子どもの進路をどうするか考える必要が出てきました。そして、その準備期間も含め、小学3年生あたりで進路の方向性を考えなければならなくなったのです」

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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