こんにちは。武蔵野大学講師の舞田敏彦です。第6回の記事では、最近、大学入試競争が著しく緩和され、大学全入時代が到来しつつあることを指摘しました。そうである以上、人々の関心は入口(入試)から出口へとシフトすることになります。後者はズバリ、卒業生の進路です。ちゃんとした所に就職できるか。品のない言い方ですが、多くの親御さんの関心はこの点にあるのではないでしょうか。各大学の営業トークを聞くのもいいですが、ここでは客観的な統計データに語ってもらうことにいたしましょう。

 この記事で明らかにしたいのは、正規職員としての就職率が高いのはどの専攻かです。メディアが報じる就職率は、派遣社員や契約社員などの非正規雇用も含む率ですが、文部科学省の原統計では正規職員(正社員)に限定した就職者数も計上されています。これをもとに、卒業生の正規職員への就職率(以下、正規就職率)を専攻別に計算してみました。おトクな専攻はどこか。お子さんの大学選びの参考にしていただければと思います。

 2013年度の文科省『学校基本調査報告』によると、同年春の大学卒業者は55万8853人ですが、彼らの進路の内訳は以下のようになっています。

A:大学院等進学 … 63334人

B:正規就職 … 353125人

C:非正規就職 … 22734人

D:臨床研修医 … 8984人

E:専修学校等入学 … 9488人

F:一時的な仕事 … 16736人

G:その他(無業) … 75929人

H:不詳・死亡 … 8523人

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  • どの専攻でも男子より高い女子の正規就職率
  • 男女ともトップは看護学、理系強し

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