夏期講習の科目が増えると伝えると娘は「やったー!」

 見てみると塾の夏期講習は前期と後期に分かれており、全部で10日間もあった。ふだんは国数だけだが、夏期講習は理社も追加されるらしい。日程には土曜日も含まれている。

「夏期講習なんて4年生でいらないよなあ。前期か後期、どっちか出ればいいんじゃない?」と旦那は言っている。もちろん私も同意見。さっそく旦那が前期か後期、どちらかにできないかと相談するために塾へ出向いていった。しかし、すぐにトボトボ帰ってきた。あっさり「前期・後期共に必修です」と言われたそうだ。

 仕方なく、夏休みの計画を再調整することにした。塾が始まるとこういうことが起こるのか。

 小4の娘の夏休みは、塾の夏期講習以外にも、さまざまなイベントが待っている。お盆時期には実家に滞在するし、合宿、子ども会の遠足、スイミング、サッカー、将棋などの習い事もある。学校での夏休み講習も娘は参加を希望しており、予定はびっしりだ。もうちょっと子供と遊びに行けるかと思っていたのだが、長いと思っていた夏休みはほとんど予定で埋まってしまった。ガッカリ。

 娘にも「夏期講習は国語と算数だけじゃなくて、理社まであるんだって」と伝えた。遊ぶ時間が減ってがっかりすると思ったら、「え、理社もあるの? やったー!」と、予想外の反応が返ってきた。塾選びのときも思ったが、娘は学ぶことが好きみたいだ。自分の実体験から「夏休みは遊びたいに違いない」と思い込んでいたが、どうやら娘は違うらしい。子供も個性は色々なんだから、娘の意向も聞かないとダメだったなと、ここでも反省した。子供が成長すると親もいろいろなことを勉強する。

 実際、夏期講習が始まると娘は毎日休まずに喜んで通っていた。「テストの日を間違えた!」と言っては低い点数をとってきたりもしたが、だからといって、こちらもピリピリすることはなくなった。毎日「楽しかったよー」と塾の出来事をニコニコ話しているので、それで十分だと思っている。

せっかく行くならとことん楽しむ「ノーベル賞にふれる旅」

 最後にわが家の夏休みの家族旅行についてもご報告を。

 基本、私は子供達の勉強に関してノータッチで、面倒を見ているのは旦那だ。いつの間にか自由研究や読書感想文以外の夏休みの宿題については、7月中にきっちり監督して終わらせてしまったようだ。

 旦那は机に向かう勉強だけでなく、アカデミックな経験にも力を入れている。毎年色々なところへ連れて行っているのだが、今年は「GSA-HIDAに連れていく」と言い出した。