いよいよ夏休みも終わり。地域によってはすでに園や学校が始まっているところもあります。これから夏の終わりにかけては体調を崩しやすい時期です。新学期に好スタートを切るためにも、特に子どもに多い健康トラブルについて親が気を付けておくべきポイントを3回にわたって紹介する。第1回は日焼けと熱中症を取り上げます。

子どもの紫外線対策は必須

 まだまだ日差しが強く気温が高い、9月上旬ぐらいにかけて一番気を付けたいものとして日焼けと熱中症が挙げられる。
 日焼けで注意しなければならないのは、紫外線を浴びることによる人体への影響だ。近年では大気汚染によるオゾン層の破壊により紫外線が増加し、特に人体に悪影響を及ぼすとされるB領域紫外線(UV-B)が増えている。紫外線のばく露による主な急性反応では日焼け(サンバーン)、雪目、免疫機能低下があり、慢性反応としてはシワ、シミ、良性腫瘍、前がん症(日光角化症+悪性黒子)、皮膚がんなどの皮膚疾患と白内障や翼状片などの目の病気がある。 子どもは大人と同じ紫外線量を浴びても、皮膚の厚さが薄いうえ、防御能力が完全でないために大人よりも悪影響を受けやすい。紫外線のダメージは蓄積性のため、子どものときに影響がなくても、成人になってから影響が大きく出ることがあるため、近年では子どもの紫外線対策は必須とされている。

多摩ガーデンクリニックの杉原桂院長
多摩ガーデンクリニックの杉原桂院長

 日焼けによる急性反応でケアが必要なのは、軽度のやけどと水ぶくれ。サンバーンは日光にあたって数時間後から皮膚が赤くなり、ひりひりとした炎症が起こり、24時間以内でピークとなり、2~3日で炎症が治まる。赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数カ月続く、皮膚に色素沈着が起きた状態がサンタン。小児科医で多摩ガーデンクリニックの杉原桂院長は「赤くなった部分はなるべく早く、冷水タオルを当てて冷やすと多少軽減されます。水ぶくれができたら小児科や皮膚科にかかりましょう」とアドバイスする。

次ページから読める内容

  • 子ども用日焼け止めは紫外線散乱剤のみ含むものがおすすめ
  • 熱中症の症状がなくても、水分補給は欠かさない

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