投資というと、あなたはどんなイメージを持っていますか? 「お金を持っている人がするもの」「大人がするもの」と思っている人が多いのですが、投資はお金持ちだけが行うものではありませんし、大人だけの特権でもありません。今の投資は500円からできるし、子どもだってできるんです。

 今年からNISA(少額投資非課税制度)が始まり、開始3カ月で約650万口座、合計約1兆34億円のお金がNISAを使って投資に動いています。そして、さらに2016年からは、新たに「子ども版NISA」が誕生する動きが強くなってきました。
 あえて「子ども版」と付けているということは、大人版、つまり通常のNISAという制度があるということです。

 では、そのNISAとはどんな制度なのでしょうか?

NISAとは「株や投資信託でもうけても税金を払わなくていい制度」

●「NISA」とは?
カンタンにいうと「株式や投資信託でどんなにいっぱいもうかっても税金を払わなくていい制度」です。

 例えば、通常の株式投資では、100万円のときに株式を買って、株式が900万円に値上がりしたときに売ると、800万円もうかります。でも、その売却益には約20%の税金がかかるので、160万円の税金を納めなければなりません。ということは、800万円もうかっても、結局手取りは640万円になるのです。

 う~ん…これでは、せっかくもうかったのにソンしたような気持ちになってしまいませんか? (私はなってしまいます…)

 そこで、今年の1月から始まったNISAの出番です。