投資は、お金と心の余裕がある人がチャレンジを

 このように、お金が増えればうれしいNISAですが、投資は子どもと同じで機嫌が良いときもあれば、悪いときもあります。

 投資をするときは、自分がお金を使いたいときに値下がりしていても他でお金が準備できるような余裕の範囲で投資したり、あるいは「まぁ、これぐらいの値下がりなら仕方がないか」という値下がりラインをあらかじめ想定してから投資したりするようにしてくださいね。

 投資にはお金と心、両方のゆとりが大切ですよ。

利用するには、まずはNISA口座の開設から

 さて、NISAはどうやったら利用できるのでしょうか。まずは、NISA口座を開設する必要があります。

【NISA口座を開設する】
 NISAは証券会社や銀行にNISA口座を開設しますが、銀行等のNISA口座では株式が買えず、投資信託のみの投資になります。自分のこれからの行動を想像して、将来的に株式投資を行うかもしれない人は、証券会社でNISA口座を開いてくださいね。
 NISA口座の申し込み書類の請求は、窓口やネットなどでできますし、申し込み書類を手に入れたら必要事項を記入して、身分証明書のコピーと1月1日時点での住民票を付けて返信すると、NISA口座の手続きは完了です。

 最近は、住民票を証券会社や銀行が代わりに取得してくれるサービスやキャッシュバックキャンペーンなどもあり、各金融機関によるNISA口座の争奪戦もありますよ。
 口座を開いても口座管理手数料などはかかりませんから、「NISAをやってみよう!」と思ったときにすぐに行動できるように、まず、口座開設にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 大人版NISAをご理解いただいたところで、次回は「子ども版NISA」についてお伝えします。