突然のトラブルで綱渡りの生活
「共働きの夫婦は、子どもの病気など、突然のトラブルに弱い。自分たちの仕事のこともあるので、おろおろしちゃいます」と、加山さん(「オレはキャリアアップを諦めたわけじゃない!」)は話す。
確かに、妻が専業主婦の場合、子どものことは心配だが、妻がしっかり留守を預かってくれるので、夫はいつもの生活と変わらずに出勤できる。
「夫と妻が、それぞれのポジションでがっちり守る。それはそれで強みなんだな」と、思ってしまうことがある。
小さな子どものいる共働きの夫婦は、毎日綱渡りをしているようなものかもしれない。お互いの健康を大前提として、どこかひとつでも欠ければ、今のままの生活は成り立たなくなる。
松島さん(「誰よりもイクメン!」だけど、職場で置いてきぼり)も「今、僕が娘のお迎えにいけるのは、僕の職場がたまたま夜7時から8時で帰れるからなんです。これがもし10時とか11時とかの職場になったら、もうこの生活は完全にアウトです」と言う。