女性社員に、職場への不満を自分で改善していくチャンスを与える
前回の記事に引き続き、女性部下を育てるために6カ月間でトライしてみていただきたいことの4ステップのうち、残り2ステップについて説明します。
女性部下に対して、発言の機会などの場数を与え、成功体験を積ませるために、「カエル会議」と呼ばれる手法を紹介します。「カエル会議」という名称には、「働き方を変える」「早く帰る」「人生を変える」……という様々な意味を込めています。
どのようなチームになりたいかを明確にし、現状を明らかにし、理想と現実のギャップを埋める方法をチームで考え、実行していくのです。これにより、育児・介護などの事情を抱えた社員など、時間制約があっても実力を発揮できる環境づくりを目指すことができます。それだけでなく、全員が決められた時間内で最大の成果を出す、生産性の高い職場づくりのために、主体的に働き方を見直すようになります。
この活動の目的は次の2つです。
では、次ページでは「カエル会議」の具体的なやり方について説明します。
次ページから読める内容
- 早く帰るための「カエル会議」を実践し、職場を改善
- 女性部下が優れたファシリテーターになれるように導く
- 「褒める」のではなく、事実を基に「承認」する
- これからの時代に求められる“新しい管理職像”を伝える