ファイナンシャル・プランナー(FP)の花輪陽子です。出産前後の大混乱のなかにしなければならないことに手続き関係があります。子どもが産まれると、名前を決めて出生届を役所に提出するだけではありません。自治体、健康保険組合、勤め先などにさまざまな申請書を出さなければならないのです。

 手続きをせずにのんびり構えていると不利益を受けることもあります。例えば、児童手当は申請が遅れると受給できない月が発生します。実際に申請が遅れて1カ月分もらえなかった方がいるのですが、月1万5000円なので大きいですよね。

 また、子どもを医療機関で診察してもらう際に、子どもの保険証とマル乳医療証(自治体から医療費の助成を受けることができる)がないと医療費が100%負担になってしまいます。我が家の場合、子どもの保険証の申請が遅れたために、医療機関にいったん全額自費で支払うはめになりました。保険証ができてからお金を戻してもらいましたが、2万円程度を前払いしました。また、申請しないともらえないお金もありますので忘れず手続きをしましょう。