共働きであるという理由で、幼稚園の選択肢は限られてくる

 うちの場合、私立大学系の有名幼稚園などを狙っているわけではないので、通いやすい近場の幼稚園の中ではどんな選択肢があるのかを説明してもらった。あそこは園庭が広くていい、こちらは園長先生がとても熱心で、むこうはお母さんの出番が多い、といくつか教えていただくと、虎にはどんなところが合っているのかなぁと夢はふくらむばかり

 と同時に、親側の事情に合うかどうかも気になってくる。つまり、どんなによい幼稚園でも、お昼ご飯を食べたらすぐ帰ってきてしまう園は、共働きの身としてはツライ。やっぱり延長保育があるところがいい。できればその延長保育の時間中も、充実した時間を子どもに提供してくれるところがいい。お母さんお父さんの出番はあってもいいが、頻繁すぎるのは困る。

 となってくると、選択肢は限られてくるのだ。そして、同じ事を考える親はたくさんいる。もちろん、共働きの夫婦も多いのだろう。必然的に人気が集中するので、制限人数を超えてしまうから、お受験になってしまうということなのだ。

 これが現実か。幼稚園受験というと、何かものすごく教育熱心な家庭だけのものだと思っていたら、大間違いだった。もちろん、地域によって事情は変わってくるので一概には言えないが、うちの周辺で考えると、子どもとの相性だけでなく、共働きの事情にも合うところを選ぶとすると、お受験を避けて通れないということらしい。

ビニールプールで遊びまくる虎。この子に合っている幼稚園はどんなところだろう?
ビニールプールで遊びまくる虎。この子に合っている幼稚園はどんなところだろう?