サービス提供者には「野菜をたっぷり使ったおいしい料理を子どもに食べさせたい」という思いを伝えた。今は毎週木曜日に栄養満点のごはんが自宅で待ってくれている。 「家に帰ると冷凍食品じゃない、栄養を考えたごはんがある。それだけで心が軽くなり、子どもの話を聞いたり、一緒に遊んだりする余裕が生まれて、毎日の焦燥感がなくなった」と話す。

 ほかにも、利用経験者の声で聞かれたのは、「子どものピアノの練習に付き合うことができた」「子どもが寝てから家事に取り掛かるのではなく、ソファに一度座って自分の時間が持てるようになった」「週末の家事が減り、土曜日の朝ごはんを家族でゆっくり取ることができた」「家事がたまらないので、土日に出かけることに対しての抵抗感が和らいだ」など…。 家事代行サービスの利用は、家事の負担軽減だけでなく、「心の余裕」につながっていることがうかがえる。