縦半分にきゅうりをすぱっと切って、塩をふって、切り口をあわせてラップで包むだけ。保冷剤をつけておけばお昼にひんやり、おいしく食べられます。ミニトマトも皮で守られているので傷みにくくおすすめ。いんげんやアスパラガスなどを塩ゆでにしただけの「ゆでっぱなし」も傷みにくい調理法でゆでるだけなので時間もかかりません。

キュウリを縦に半分に切り、断面に塩。このままラップに包むだけ
キュウリを縦に半分に切り、断面に塩。このままラップに包むだけ

 味の濃いおかずの隣にゆでっぱなし野菜を詰めると、食べる頃には味が移っておいしいの。超時短でしかも安全な、おすすめ夏メニューです。

2 いざというときの“定番2メニュー”を持っておこう

 冷蔵庫にもうほとんど食材がない! しかも何もアイデアが浮かばない! そんな朝もあるものです。そんなときのためにわが家では2パターンほど、焦ったときにもすぐできる定番メニューがあります。一つ目がオムライス弁当。ハムでもベーコンでも、冷凍しておいた鶏の唐揚げも、残り野菜とともに刻んで炒め、ケチャップ味をつけてごはんと混ぜ込んで卵でくるりと巻けばオッケー。

 二つ目は、のり弁。おかかとのりでご飯を段々に重ねて、ゆでた野菜に甘い卵焼きをのっけて、あればちくわ天をのせても。この定番二品は娘たちにも意外と好評なんです。

3 味付けは3パターンで選べばいい

 お弁当のメインのおかずのレパートリーって、無限大にありそうな気がして、だからこそ「何を作ればいいの?」と悩むものです。味付けがワンパターンになってしまうと子どもも飽きてきたり。そこで、以下の3パターンから選んで、順繰りに回していくのもおすすめですよ。

●照り焼き味……砂糖・みりん・しょうゆを各大さじ1。甘めの味付け。
●焼き物しょうゆ味……しょうゆ大さじ1にみりん小さじ1。つまり3:1の割合で混ぜる香ばしいしょうゆ味。おろしショウガを混ぜると生姜焼きに。焼いた魚に絡めるのもおすすめ。
●トマケチャ味……トマト大さじ1にしょうゆ小さじ1。トマトケチャップとしょうゆを3:1で混ぜる、子どもの大好きな味。ちょっとハヤシライスみたいな味わいに。肉でも魚でも、タンパク質ならなんでも合います。

 お弁当って、単純な味付けのほうがしっくりくるもの。複雑な味付けをしても、いざお弁当のおかずにするとぴんとこなかったりするから不思議です。単純な味付けがおいしいお弁当だからこそ、気楽に3つの味を回していきましょう。