「残業」よりも「前業」がよい理由

 上記の「仕事の時間割」にも関係する、話をもう一つ。仕事時間を超過させる原因、それは残業です。しかし、なぜ、残業によって仕事の時間が長くなってしまうのでしょう。単純な疑問ですが、あなたは考えたことがあるでしょうか。私の答えは次の3つです。

【残業のデメリット】
(1)残業にはタイムリミットがない
(2)ほとんどの場合、疲労困憊のまま仕事することになる
(3)「残業して終わらせればいい」という思考が定着する

 残業によるデメリットをすべて解消するためにオススメなのが、残業を「前業(ぜんぎょう)」にシフトすることです。「前業」とは、早朝出勤して始業時間前に仕事をすることです。残業の反意語として用いる場合もあります。

 「前業」のメリットはたくさんあります。その中で、主なメリットを思いつくまま紹介します。

 【前業のメリット】
(1)始業時間というタイムリミットがある!
(2)朝一番は頭も体もスッキリ。効率よく仕事ができる!
(3)電話や雑務に邪魔されることが少ないので、集中して仕事できる
(4)「残業しない」と決めることで、仕事の効率化を考える!
(5)早朝出勤することで、職場でやる気があるように見られる
(6)早く帰宅することになり、家族の満足度がアップする!
(7)オフピーク通勤で通勤時間まで快適になる!

 これは個人的なメリットですが、「子どもが起床する前に家を出ることで、妻への負担が少なくなる」という効果もありました(わが家では、私がいると、子どもたちがついつい遊びたくなったり、私が出かけようとすると泣いたりして、子どもの支度が遅くなることがよくあるのです)。

 残業も、前業も、時間外労働である点については同じなのかもしれません。でも、それぞれのメリット・デメリットを考えると、働くパパ(以外でも?)には前業をオススメしたいと思うのです。

もっとくわしく読みたい人は……

『仕事も家事も育児もうまくいく! 「働くパパ」の時間術』
栗田正行著/日本実業出版社

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