鏡は自分自身を見つめる大切なアイテム

 さらに子どもが小学校高学年になると、自分の身の回りやファッションなどにも興味が湧いてくる。体がある程度成長してサイズが固まってくると洋服なども増えるので、収納にも気を配る必要が出てくるという。

 「特に女の子の場合は大人と同じようにウォークインクローゼットがあると喜ばれます。衣類収納が広いと服を片付けやすくなります」

 おしゃれを楽しむには鏡も大事だ。子ども部屋にはぜひ置いておきたいアイテムの一つだという。

 「子どもにとって鏡を見ることは自分と向き合う時間でもあります。鏡に映る自分を見つめることで、自我の形成を促すことにもなるでしょう。全身鏡は15cmの幅があれば全身を映せるので、ぜひ設置場所を確保してあげましょう」

ロフトをクローゼットにした例。子どもが成長したときの収納は大きな課題だ
ロフトをクローゼットにした例。子どもが成長したときの収納は大きな課題だ

 積水ハウスが子育て世代向けに開発した「コドモイドコロ」には、子どもの成長に役立つ居どころづくりと安心安全・自主性を考えたスマートユニバーサルデザインの考え方が数多く盛り込まれており、このたび内閣府認証NPOキッズデザイン協議会による「第8回キッズデザイン賞」の「子どもの未来デザイン 感性・創造性部門」を受賞した。DUAL世代の家づくりでは大いに参考にしたい内容だ。