夏休みも学童保育に毎日通う予定だった子どもに「学童、つまんない。もう行きたくない」と言われたら…。夏休みは約6週間。できれば、楽しい夏の思い出を残してあげたい。急きょ、夏休みの予定を変更して対応&小1になった時点で子どもが毎日を楽しめるようにパパ・ママ友と体制を整えたという読者2人の体験談を紹介します。

体験談その1 カリキュラム充実のアメリカンスクールのサマーキャンプへ

【家族データ】
●田中さん(女性、仮名。東京都在住、30代後半、メディア/制作)
●子ども2人(長女小2、長男年長)
小2の長女は、ルーティン化された夏休みの学童通いが合わず、昨年に続き今年もアメリカンスクールの通学型デイキャンプに2週間参加する予定。さらに、夫婦の両実家での祖父母合宿を1週間ずつ、同級生の祖父母の実家にも遊びに行くなど、メリハリの利いた夏休みを満喫している。

ルーティンスケジュールの学童がつまらないという娘

――夏休み、学童に行かなくなったのはなぜですか?

田中さん 昨年、長女が小1だった夏休み初日のことです。学童から帰ってきた娘が「学童つまんない」と言うんです。それでも1週間ほど通わせていたら、みるみる娘の元気がなくなっていきました。学童での生活を聞くと、朝8時半に行き、午前の1時間は勉強時間、お昼ごはんを食べたら午後は学校のプールへ。そして1時間半のお昼寝をして、18時に出るというスケジュールを毎日繰り返していました。勉強や昼食、プール以外の時間は、クーラーが利いた部屋でずーっと『名探偵コナン』の漫画を読み続けていたそうです。「一日が長い。暇でつまらない」という気持ちも分かります。

毎日同じじゃ、子どもだってつまらない
毎日同じじゃ、子どもだってつまらない

――学童に通う以外の夏休みの予定はありましたか?

田中さん 夏休みの6週間のうち、4週間は学童へ、2週間は春から申し込んでいたアメリカンスクールのサマーキャンプに行く予定でした。このサマーキャンプは通学型で、自宅の最寄り駅からバスの送迎があり、9時から17時までダンス、音楽、パソコン、マジック、英語、工作、プールと、様々なプログラムをオールイングリッシュで行うデイキャンプです。送迎・昼食付き、プログラムの授業料含めて一人16万円です。高額ですが、この2週間はお弁当を作る必要もないし、習い事に通わせたり、シッターをお願いしたりするよりは安くなる気がしました。