『ぐりとぐら』をはじめ、児童文学作家として世代を超えて親しまれる童話を多く送り出してきた中川李枝子さん。『いやいやえん』や『ぐりとぐら』(ともに福音館書店)などほとんどの作品は、保育士として保育園で働き、子育てをしながら生み出されたもの。児童文学作家、保育士、妻、母親という様々な顔を持って歩んできた中川さんが、ママやパパ達の悩みに答えます。

Q.イヤイヤ期が続く3歳の長男に、ついいら立ってしまいます

相談者 女性 専業主婦(次男が産まれたのを期に退職) 33歳(息子:3歳1カ月と5カ月)

 2人目が生まれるのを機に仕事を辞め、現在は専業ママです。3歳になる長男のイヤイヤ期(第一反抗期)が続いています。私の言うことすべてに「やりたくない!」「嫌だ!」と反抗し、「こっちに来ないで!」なんてことも言います。頭では「今は自己主張をし始める時期」と理解していても、つい頭にきて感情的になってしまいます。キツく当たってしまうことも少なくありません。仕事を辞めてせっかく子どもと過ごせる時間が増えたのに、長男と一緒にいることが嫌だと思ってしまうときもあって自己嫌悪に陥ります。
 どうすればもっと子どもと楽しく過ごせるのでしょうか。

A.子どもの「わがまま」には、とてもまともには付き合えなくて当たり前。ユーモアで応じるゆとりが必要。

──今回は、2~3歳児の「第一反抗期」に悩むママからの相談です。

 ほんとは子どもは子ども同士で遊ばせるのが一番好ましい。お母さんが一人でなんとかしようとするのは大変。子どものエネルギーに太刀打ちできないでしょう。私が子育てをしながら保育士の仕事していた頃は、うちの子は近所の子どもたちと外で遊び回っていた。今はそういうわけにいかないのが残念。大人がなるべく関与しないで子ども同士で遊べる環境が必要なのに。

 保育園では、子ども同士でしょっちゅうけんかをしていましたよ。子犬がじゃれているみたいに。原因は、「ほとんどなんでもない」が多く、発端はたいてい誤解なの。好きでキスしたのに相手はかみつかれたと思う。親切でお友達の片づけを手伝ったら邪魔したと怒る。3歳ぐらいの子どもって、人の世話はするけれど自分の世話はしてもらいたくないのよね。言葉が通じなくて、コミュニケーションによる行き違いが起きてしまう。

次ページから読める内容

  • 3歳児は本当に愉快な年代
  • 子どもと接するときはユーモアを忘れず
  • 何かがあったとき、子どもは強いのよ

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