『ぐりとぐら』をはじめ、児童文学作家として世代を超えて親しまれる童話を多く送り出してきた中川李枝子さん。『いやいやえん』や『ぐりとぐら』(ともに福音館書店)などほとんどの作品は、保育士として保育園で働き、子育てをしながら生み出されたもの。児童文学作家、保育士、妻、母親という様々な顔を持って歩んできた中川さんが、ママやパパ達の悩みに答えます。

Q.小学校のPTAで専業ママとの間にある分厚い壁を感じています

相談者 女性 会社員 35歳(娘:小学1年と5歳)

 4月から長女が小学1年生になりました。うちの小学校では低学年で1回、高学年で1回PTAの役員をしなければいけないことになっています。先日、平日の午後から全学年の保護者が集まって役員を決める、PTA総会がありました。そこで感じたのが、専業のママと働くママの間にある分厚い壁です。役員がなかなか決まらず、そのうちに仕事の予定があった働くママの一人が会社に戻ると、専業ママ達の冷たい視線が……。
 専業ママは地域や学校の情報に詳しいですからなんとか仲良くしたいのですが…。何かいい方法はないでしょうか?

A.「働いている」「働いていない」ではなく、問題は個人として付き合いたいかどうかでしょう

──中川さんはお子さんが小学生の時、PTA活動に参加されたことはありますか?

 息子が小学1年のとき、子どもが通う学校の先生に強制ではないことを確認した上で、「入るか入らないか考えますから、少しの間、保留にさせてください」と最初に言った記憶があります。小学校に入学するとPTAに強制参加させられるイメージがあるけれど、そもそもPTAって任意で入るものでしょう。

 PTAの会長さんと話してみたらいい方だったし、地域との交流も深まりそうで悪くなさそうだと思って、納得して参加したの。入った以上はいろいろな役割があるのは分かっていたし、できるところは協力する覚悟で。でも、特に大変なことはありませんでした。

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  • 学校のことは先生に任せる
  • 立場の違う他人と自分を比較しない
  • “ママ友”ではなく“友達”を作る

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