無事に1学期を終え、敷津小学校の子ども達に通知表を渡すことができた。今年度から、校務支援システムによる通知表を電子化し、担任からのコメント(所見)も手書きではなくなった。手書きにこそ愛情があると主張する人もいるが、手間が愛情とは限らない。早く通知表の提出を終えた分、子ども達と関わってくれる方がよっぽどいい。

 大阪市の小学校はみんなそうなのか、所見にはポジティブで子どもを励ます内容しか書かない。課題がある場合は、1学期の最後に行う保護者懇談で説明するようにしている。短い文字だけだと、学校や担任の方針や細かい状況が伝わらないからだ。

 家に帰って、別の自治体である娘の通知表を手に取る。1年の1学期、初めての通知表。「どうせいいことしか書いてないだろうな」と思って、開いてみた。

「早寝早起きをがんばってください」!?

敷津小学校のプール開放に、勤務外で子連れ参加。同じ1年生とはしゃぐ娘を見ていると、嬉しくなる。子連れで来た他の教職員や、保護者のお母さんと子育てトークを交わせるのもいい
敷津小学校のプール開放に、勤務外で子連れ参加。同じ1年生とはしゃぐ娘を見ていると、嬉しくなる。子連れで来た他の教職員や、保護者のお母さんと子育てトークを交わせるのもいい

 S市では「特にできている項目に○をする」加点方式ではなく、「できていないことに○をつけない」減点方式らしい。「学校のきまりを守る」ところが、ぽつんと抜けている。注意力散漫気味の娘を思い出し、まぁ、先生の指示が入らないことがあるのかなと受け止める。

 所見はポジティブな内容が1つ。そこに、目を疑うような文が続けられていた。

「早寝早起きをがんばって生活リズムを整えてください」

 ええっ!?ひょっとして授業中にあくびしてたから?それにしてもわざわざ書くだろうか?夫を呼び出し、通知表を見せる。