特集「うちの子、グローバル人材ですから!」第4回。これまでは親の視点を紹介してきましたが、今回は教育現場の声です。グローバル教育を掲げる首都圏の中高一貫校を調査する中、海外大学の合格者数が飛び抜けて多い学校がありました。1983年の創立から着実に難関大学合格率を伸ばし、今や男女御三家と並ぶ人気の中高一貫校、渋谷教育学園の渋谷校(通称“渋渋”)幕張校(同じく“渋幕”)です。

2013年度、東京大学へは渋谷校から14人、幕張校から48人、医学部へは渋谷校から47人、幕張校から87人の合格者を出したほか、渋谷校から41人、幕張校から12人が海外の大学に合格しました。東京大学を辞退して海外の大学を選ぶ生徒もいるとか!?

「自調自考(じちょうじこう:自らの手で調べ、自らの頭で考える)」を基本精神に、実践的なグローバル教育を行う渋谷教育学園理事長(渋谷校、幕張校校長)田村哲夫さんに、その秘密を取材してきました。

ユネスコが掲げる “Learning to be”が基本精神の「自調自考」に


渋谷教育学園理事長 兼 渋谷校・幕張校校長の田村哲夫さん

―― 渋谷教育学園の渋谷校・幕張校は、文部科学省によって全国で56校が選出される「スーパーグローバルハイスクール」にも選出されています。国内難関大学だけでなく海外の大学合格者が多いですね(下表参照)。調べていて驚きました。

「スーパーグローバルハイスクール」指定校
 http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/sgh/1349061.htm

田村理事長(以下、敬称略) おかげさまで、渋谷校・幕張校とも、海外合格者が2桁を超えるようになりました。先日取材でいらした方から教えてもらったのですが、現在アメリカのプリンストン大学に通っている日本人は、インターナショナルスクールの卒業生を除く全員が渋谷教育学園の渋谷校か幕張校の卒業生だそうです。現在3人が在学しています。


(DUAL編集部調べ)

次ページから読める内容

  • 学校の精神「自調自考」は、ユネスコの提言に基づいている
  • 海外進学は生徒が「自分にとっての最善の道」を求めた結果にすぎない
  • 中学から「4~5年でネーティブレベルの英語を身に付けよう」と覚悟する
  • 卒業生が「大学の話」をするために母校にやってくる
  • 一般生を帰国生に近づける、ネーティブスピーカーの専門教員

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