このような「不安」を払拭し、上司と社員の信頼関係を作るためのルールや環境が、適切な在宅勤務の実施につながる。

弊社では、細切れの時間を管理でき、在宅勤務でもオンとオフを切り替え、会社にいるのと同じ緊張感を持って仕事ができるタイムカード「Fチェア」を利用している。

このタイムカードのすごいところは、社員が「仕事をしている」と主張している時間、パソコンの画面がランダムに保存され、上司が見ようと思えば見ることができる機能だ(特許取得済み)。

 上司も忙しいので、部下全員の画面をチェックするのは大変だ。しかし、 このツールの主目的は「監視」ではなく、「信頼を築く」こと。エレベーターの監視カメラのように、それが存在することで、気持ちを切り替えたり、モチベーションを維持したりすることができる。

と、偉そうに言うからにはと、くだんの7月2日の彼の業務記録を確認することにした。

……大丈夫、しっかり仕事してくれていた。ほっ(笑)。

ということで、新米パパ、真のイクメン目指して、これからも頑張ってね。

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『在宅勤務が会社を救う: 社員が元気に働く企業の新戦略』
田澤由利著/東洋経済

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(構成/始関 恵)